2021年07月25日

直木賞


1935年(昭和10年)菊地寛の盟友、直木三十五の死後、その名にちなんで、菊地寛が
直木賞と芥川賞を作りました。雑誌「文芸春秋」を作ったのも菊地寛です。

直木三十五は、脚本家、映画監督で、菊池寛の「恩讐の彼方に」を映画にした人だ
そうです。直木賞も芥川賞も作られた当時は、あまり反響もなく、1945~48年まで
廃刊、1949年(昭和24年)に復活しています。

第165回、直木賞は福岡市出身の佐藤究(きわむ)さん(43)の「テスカトリポカ」と
京都市の澤田瞳子さんの「星落ちて、なお」でした。佐藤さんは今年の山本周五郎賞
も受賞しています。佐藤さんは福大大濠高校出身、作品は、麻薬や臓器密売といった
世界組織の犯罪を描き、凄惨な暴力描写が選考会で議論になったそうです。初候補
で受賞、文章は洗練されているそうです。

小学校から高校まで同級生で、通学も一緒だった大宰府市在住の飯田さんによると
彼はプロレスや推理小説フアンの寡黙な少年だったそうです。2017年に芥川賞受賞
の沼田真佑さんも1学年下の同卒生。

大濠高校は、NHK福岡放送局の隣、1周2kmの大濠公園と福岡美術館の近くにあります。

澤田さんは5度目で受賞。約10年(?)前、同じく5度目で受賞した葉室麟さんと交流が
あったそうです。葉室麟さんは北九州生まれで西南卒。第153回は、同窓生の東山彰良
さんの「流(りゆう)」が受賞。昨年度の芥川賞は第一薬科大学付属高校出身の古川真人
さんの「背高泡立草」でした。

この中で私が購入した本は「流」ですが、積読でまだ読んではいません。


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Posted by 福岡桃太郎 at 17:31│Comments(0)文化、芸能
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