2012年のノーベル医学生理学賞に山中伸弥・京都大学教授(50)と
ジョン・ガードン・ケンブリッジ大学名誉教授(79)に授与されることが、
10月8日決まりました。
“ Congratulations !!”
“ I greatly congratulate Professor Yamanaka on your being given
the Nobel Prize ”.
I was very glad to hear this news.
山中教授は、町工場で有名な大阪市東大阪市の下町出身で、神戸大学医学部で
学ばれ、ラグビー部に所属、骨折等で10回も病院通いをされたそうです。
研究の傍ら、長距離走をされており、受賞が決まった日も25kmも走られていたそうです。
20年間研究されていて、苦しくて何度も研究をやめようかと思われたそうですが、家族の
支えがあったので研究を続けられたとおっしゃっていました。
“ プロ野球選手は、打率3割あれば成功でしょうが、研究者は研究の
1割でも成功すれば、成功と言える ”とおっしゃっていました。
受賞理由は「i P S 細胞」開発で、簡単に文字化しますと「細胞の初期化」だそうで、
万能細胞は再生治療、新薬の開発に大いに貢献しそうで、医療に革命をもたらす
可能性があるそうです。
これまでのノーベル賞は、20年前位の研究に授与された例が多かったそうですが、
i P S の受賞は、6年前からの研究に授与されたそうで、これからの研究成果が
大いに期待されてもいるそうです。
この分野で、アメリカを初め多くの国で開発競争が熾烈な現状にあるようです。
山中教授は毎月、数日間、アメリカへ行っておられるとのこと。
副賞の賞金は昨年まで1億2,000万円でしたが、欧州の経済危機から
今年は2割減の9千400万になり、山中教授はその2分の1だそうです。
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日本の受賞者は今回で19人。2,000年以降の受賞者は、アメリカ(南部さんを除いて)
が43人、日本(南部さんを入れて)11人、英国9人、フランスとドイツが各5人となっています。
日本の評価が高くなってきている気がします。
現在、村上春樹(文学)、中村修二さんなど10人ほどの名前が挙がっているとのこと。
最初(1901年)からのノーベル賞受賞者総数が何人なのか調べてみます。
これまで東北大学、神戸大学、長崎大学出身者も受賞者を出しています。
(ノーベル賞オリンピックで)九州大学、熊本大学にも期待しています。