海外の邦字新聞

福岡桃太郎

2015年05月22日 15:16

海外の日本語新聞は、アメリカ・ロサンゼルスには[羅府新報]があります。
創刊は1903年(明治36年)。1986年には発行部数約2万4千部のピークでしたが、
情報のデジタル化などによる新聞離れで、現在約8,500部まで落ち込み、
発行日時も週4日になっているようです。

最古の海外邦字紙はサンフランシスコでは1880年代半ばに発刊された
東雲雑誌(しののめざっし)。1899年創刊の日米新聞を母体として
戦後の46年から続いていた日米タイムズと、48年創刊の北米毎日が
相次いで廃刊に追い込まれていたそうです。

現在、北米には羅府新報の他にバンクーバー新報(カナダ)、北米報知(シアトル)、
シカゴ新報、ハワイ報知などがあります。約10年前位には、ユタ州・ソルトレークシティー
にも数千部発行の日刊紙がありました。(オウナーの日本人女性が95,6才(?)位で
他界され廃刊になっているようです。10年前位の西日本新聞記事を読んだことがあります)

南米にはブラジルに2紙(ニッケイ新聞、サンパウロ新聞)とアルゼンチン、ペルー、
パラグアイの各国に1紙ずつあります。

現在、東南アジア、例えばタイなどにも日本語新聞が発行されているのだはないかと
類推しますが、今のところその情報は手にしていません。

以上は5月21日の西日本新聞記事からの情報です。

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